うつと症状が似ている病気

うつ病と症状が似ている病気について紹介します。

  • 不安障害
  • 心身症
  • 統合失調症
  • 認知症
  • 慢性疲労症候群
  • 境界性パーソナリティ障害

それぞれに病気についての特徴やうつとの違いについて解説します。

不安障害

人は誰しも不安を感じることがあります。
不安障害は不安が行きすぎて日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
かつてはノイローゼや神経症と呼ばれていたこともあります。

不安障害は不安を主な症状と知る精神疾患全般をさしています。
抑うつ症状があったり、無気力になったり、不眠の症状があったりなどうつとの共通点もあります。

  • パニック障害
  • 社会不安障害
  • 全般性不安障害
  • 各種恐怖症
  • 強迫性障害
  • PTSD(心的外傷後ストレス障害)

などが挙げられます。

うつ病との違いとしては

  • 原因がはっきりしている
  • 入眠障害が多い
  • 夕方から夜にかけてつらい
  • 下痢が多い

などの点が挙げられます。

心身症

心身症は精神的なストレスから身体的な症状が現れる病気です。
うつ病も身体的な症状を訴えますが、検査をしても異常は見つかりません。
うつ病との違いとしては体に病気が現れる点です。
検査をすると体に異常が見つかります。

体に現れた病気の原因が精神的なストレスであれば心身症ということになります。
その意味ではほとんどの病気が当てはまると言えるかもしれません。
心身症の治療は体の治療だけでなく心のケアも必要になります。

統合失調症

以前は精神分裂病と呼ばれていた病気です。
脳内の精神機能のネットワークがうまく働かなくなります。

急性期と慢性期があり、急性期には妄想や幻覚などの症状が見られます。
ありもしないものが見えたり、聞こえないものが聞こえたりという陽性症状がみられます。

慢性期には感情表現が乏しくなったり、意欲が低下するといった陰性症状がみられます。

統合失調症でもうつ症状がでます。
見極めるのがとても難しいと言われています。

認知症

認知症は脳の働きが低下することで起こります。
主な症状に記憶障害があります。
いわゆる物忘れですが、それがひどくなります。

記憶障害のほかには、判断力の低下、理解力の低下などの症状もあります。
抑うつ症状や意欲の低下などうつとの共通する症状もあります。

アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症があります。
アルツハイマー型は脳の神経細胞が減って脳が萎縮して症状があらわれます。
脳血管性認知症は脳梗塞や脳卒中などが原因で起こります。
障害の部位や程度により症状が異なります。

うつと比較して気分の落ち込みは少なく、MRI画像所見で異常が見つかります。

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群は元気に過ごしていた人が突然原因不明の疲労感に襲われます。
そしてそれが長期に渡って続きます。
頭痛、微熱、だるさ、筋力低下、関節痛などの身体症状があります。
精神症状としては抑うつ症状、睡眠障害、思考力の低下などが見られます。

血液検査などをしても異常が見つかりません。
はっきりした原因はわかっていません。

私たちの身体は、神経系、ホルモン系、免疫系の3つがバランスを保って働いています。ところが、ストレスをきっかけにして、神経系の働きに異常が生じ、免疫の働きが低下すると、体内に潜伏していたウイルスが再活性化されます。

そして、再活性化したウイルスを抑え込むために、体内では、免疫物質が過剰に作られるようになります。この過剰に作られた免疫物質が、脳の働きに影響を及ぼし、強い疲労感や様々な症状を起こすという説が有力です。

何とかしたいこの疲れ~慢性疲労症候群 より引用

疲労感や倦怠感などの身体症状が強くあらわれます。
うつは特に朝がつらく夕方以降に症状が軽くなる日内変動がありますが、それがありません。
イライラ感や悲哀感はうつに比べて少ないという特徴があります。

境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害は生まれつきの性格や、幼少期の環境などの問題により、その後の人生で人間関係や社会生活にうまく溶け込めないような病気のことを言います。

常に不安感や恐怖感に支配されています。
自殺を企てることもあります。
いつも空虚な気持ちで幸せを感じにくいという特徴があります。
抗うつ薬があまり効かないと言われています。

参考文献:「患者のための最新医学 うつ病」 高橋書店

精神疾患と整体

さてこれらの精神疾患は整体で改善出来るのでしょうか?
おそらく整体だけで改善するのは難しいでしょう。
様々な症状があるのが施術を受けて楽になる可能性はあります。

施術を受けることで緊張が緩んで血流が改善したり、精神的にもリラックスします。
それが病状の緩和に繋がることはあるかもしれません。

そもそも整体院は医療機関ではありませんので、病気の治療をすることはできません。
その病気を治すという目的ではなく、少しでも緊張から解放されて心も体もリラックスしたいという目的で活用されるとよいでしょう。

 

>>うつの整体

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