女性のうつ病

うつ病は女性の方が男性の二倍発症すると言われています。
女性は女性ホルモンの産生の変動の影響で気分が変動しやすいことと、男性はあまり他人に弱音を吐かない傾向がありうつ状態になっても病院の受診率が低いために女性の方がうつの割合が多くなっていると考えられます。

女性は妊娠や出産や更年期など、女性ホルモンが変化しやすい時期にうつ病にかかりやすいようです。
女性ホルモンの変化に環境因子や性格的な要因も加わりうつ病が発症すると考えられています。

女性のうつ病

女性特有の気分障害には以下のようなものがあります。

  1. 月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)
  2. マタニティ・ブルー
  3. 産後うつ病
  4. 閉経期うつ病、閉経後うつ病

それぞれについて詳しく解説します。

月経前症候群、月経前不快気分障害

女性が生理前に機嫌が悪くなったりすることはよくありますが、その症状が強い場合には月経前症候群と呼ばれます。

月経前症候群(PMS)の症状

  • 気分が落ち込む
  • イライラする
  • 不安感
  • 情緒不安定になる
  • 集中力低下
  • 無気力
  • 不眠
  • 疲労感
  • 食欲不振
  • のぼせ
  • めまい
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 下腹部痛

等など

これらの症状が月経前一週間前から数日前くらいから始まり、月経直前に強まりますが、月経開始と共に治まります。

月経前症候群とは

生理が始まる1~2週間ぐらい前からおこる、イライラ、腹痛、眠気、頭痛などのさまざまな不快症状。これを、PMS(プレ・メンストラル・シンドローム=生理前症候群)といいます。

これは別名・月経前緊張症ともいいます。月経困難症(→「生理痛(月経痛)」の項で紹介)と違うところは、生理が始まると症状がなくなるところ。PMSは生理が始まると症状を感じなくなりますが、月経困難症は生理が始まって2~3日でピークを迎えます。

PMSの原因は、排卵後の女性ホルモンの急激な変化が関係しているようです。とくに生理前には黄体ホルモンの分泌が増えて、生理が始まると急に減ることから、このホルモンが関係しているのではないかといわれていますが、はっきりした原因はまだわかっていません。


ときどき聞く「生理前症候群(PMS)」って何? より

月経前症候群がさらにひどくなり、それが一年以上続くと月経前不快気分障害と診断されることがあります。

月経前不快気分障害(PMDD)の症状

  • 憂鬱感
  • 絶望感
  • 無価値感、罪悪感
  • 怒り
  • 焦燥感
  • 対人葛藤

月経前不快気分障害は10代~20代の女性に多く、はっきりした原因はわかっていません。
女性ホルモン分泌のバランスの乱れが関係していると考えられています。

マタニティ・ブルー

マタニティ・ブルーは出産後の女性に見られる軽いうつ状態です。
ほとんどの場合は一過性のもので1~2週間程度で症状が改善していきます。

マタニティ・ブルーの症状

  • 気分の落ち込み
  • 涙もろくなる
  • 疲労感
  • 不安感
  • 焦燥感
  • 不眠
  • 集中力低下

等など。
マタニティ・ブルーがなぜ起こるかという原因ははっきりとわかっていません。
妊娠中に増加した女性ホルモンが出産と同時に減少することで心身に影響が出ると考えられています。
産後は育児の大変さで体調も不安定になりやすいですし、赤ちゃんが生まれて環境も変わりますのでそれらの変化も影響していると考えられています。

産後うつ病

産後のマタニティブルーの症状が長引いたり、症状が重い場合には産後うつ病の診断が下されることもあります。

産後うつ病の症状

  • 不安感
  • イライラする
  • 憂鬱感
  • 不眠
  • 罪悪感
  • 育児に無関心

等など。

産後うつは赤ちゃんを産んだばかりのママに現れる病状です。産後、ママには、辛くて後ろ向きな感情や考えが長く続くことがあります。

産後うつの主な症状や兆候は後に詳しく説明します。産後うつ は出産後に出てくる症状ですが、必ずしも最初の出産後と言うわけではなく、いずれの出産後にも出てくる可能性がある症状です。

赤ちゃんが産まれた1~3週間後に症状が現れるのが一般的ですが、数ヵ月後や1年後に発症する場合もあります。

産後うつの主な兆候とは?|パンパース より

産後うつ病はマタニティ・ブルーとはちがい、放置すると深刻で長引く傾向があります。
子どもの虐待に繋がったり育児の放棄、自殺といったことにもなりかねないので注意が必要です。

閉経期うつ病、閉経後うつ病

加齢により女性ホルモンの分泌が減少することで閉経を迎える時期に心身に不調を来すことがあります。
この時期に起こる症状を更年期障害と言います。
様々な不定愁訴が起こりやすくなります。

またこの時期は子供の独立や結婚、親の介護の問題、近親者の死、老後の不安などの要因もあり体調面だけでなく影響を受けやすい時期とも言えるでしょう。

閉経期うつ病の症状

  • 不眠
  • 抑うつ
  • イライラする
  • のぼせ ほてり
  • 発汗
  • 冷え性
  • 頭痛
  • めまい
  • 疲労感 倦怠感

等々。
更年期障害による症状とうつ病による症状は共通するものも多く見分けるのが難しいということがあります。

参考文献:「患者のための最新医学 うつ病」 高橋書店

女性のうつ病に対する対策

女性ホルモンの変化による女性特有の症状を有するうつの改善のためには、ホルモンのバランスの乱れを整える必要があります。
上に挙げた女性のうつ病ははっきりした原因が解明されていませんが、当院では食生活による影響もかなり大きいと考えています。

食生活の改善でうつや月経前症候群、更年期障害の症状が大きく改善されることもよくあります。
整体の施術は体へのアプローチで脳や神経のバランスを整えることができます。
それと同時に毎日の食生活を変えることでホルモン分泌や自律神経のバランスが整ってきます。

>>うつの整体

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