パニック障害体験談1「初めての発作」

院長の私も長年パニック障害を患いました。
現在でも苦手な場面はありますが、ほぼ完治しています。
薬は一切飲まずに日常生活を元気に送っています。

薬には頼らずに生活習慣の改善や意識を変えることで克服することが出来ました。

そんな私のパニック障害の体験を何回かに分けて綴ってみようと思います。
私は自分がパニック障害だったこともずっと他人には伏せてきましたし、当時のことはあまり思い出したくない過去でもあります。

しかし生活の中でパニック発作を起こすこともなくなり、何年も穏やかに過ごせているので、 こうして書いてもいいかなと思えるようになった次第です。
現在パニック障害で苦しんでいる人や将来が不安になっている人にとって何か少しでも救いになれば幸いです。

初めてのパニック発作

一番初めにパニック発作を起こしたのは大学1年生から2年生になる春休みの事でした。
私は現在宮城県仙台市に住んでいますが、高校時代は父親の仕事の都合で新潟県に住んでおり長野県の大学に進学しました。

大学2年生になる前の春休みに長野県の松本市から、高校時代の友人に会いに新潟市までバイクで行ったことがありました。
長野県の大学に進学した理由には信州の大自然の中でバイクのツーリングをすることとスキーをすることがありました。

なので大学に入ってスキー部に入り、バイクの中型免許も取りました。
バイクの運転にも慣れてきたので春休みに新潟まで行ってみることにしたのです。
松本から国道をひたすら北上し上越からは北陸自動車道に乗り新潟市まで行きました。

新潟で高校時代の友人の家に泊めてもらう予定でしたが、新潟についた時間はまだ友人はアルバイトをしている時間でした。
初めてのバイクでの長旅で私は疲れと寒さで体が震えるほどで、すぐにでもお風呂に入らなければ凍え死んでしまいそうな気分でした。

そこで何軒か中学時代の親しい友人の家に電話をしてみました。
当時は携帯電話もなかったのですが仲の良い友人の家の電話を何人も記憶していたので突然電話してみたのです。
運よく一人友人がつかまり、事情を話してお風呂を借りて入れてもらうことが出来ました。
それほどに寒さで凍え死にそうだったのです。

夜になり高校時代の友人と連絡が繋がりようやく会うことが出来ました。
それでその友人の家に行って夜中まであれこれ語らいました。
あまり正確には覚えていないのですが一泊か二泊したように思います。
翌日には別の高校時代の友人も合流して一緒に出掛けたりしました。

だいたいこの頃は夜になっても寝ないものです。
夜通し話をして明け方に少しだけ寝るという感じでした。
松本での生活もいつもそんな感じだったように思います。

疲れがたまるのも当然です。
長時間のバイクの運転と寝不足が重なり、松本へ帰る帰りの高速道路の運転中にそれは起こりました。

運転中にスーッと血の気が引くような感じがしました。
それでびっくりして路肩に停車して少し休んだところ落ち着いたのでまた走り始めました。
しばらく走るとまたスーッと血の気が引いて気が遠くなるような感じがしました。

さらに心臓がドキドキして今までには体験したことのないような感覚でした。
今思うと寝不足で疲れがたまって運転中に貧血のような状態になったのだと思います。
当時は若かったし元気だったし体力にも自信がある方だったのでかなり無茶をしていたと思います。

パーキングエリアを見つけて休憩を取ったらだいぶ回復したのでそれで何とか松本まで帰ってくることが出来ました。
これが今思うとパニック発作の始まりでした。

一般的にパニック発作と言われているものと比べるとそれほど激しい発作ではなくて、私自身もそれほど恐怖を感じるわけでもなくこのときの発作はこれで終わりとりあえずちょっとフラフラして動悸がしたという経験で終わりました。

なのでこの時の発作はパニック発作と言えるほどのものではなかったのですが、この後で発作が頻繁に起こるようになったのです。

テスト中にパニック発作を起こす

それからしばらくはバイクで運転中に具合が悪くなることもなく元気に過ごしていましたが大学二年生か三年生のテストの最中に激しい発作を起こしました。

前日からほぼ徹夜で勉強して(一夜漬け(~_~;))寝不足だったことや、当時は煙草も吸っていました。
ほぼ寝ないで煙草も一杯吸って非常に健康状態も悪く疲れた状態でした。
そこにテスト独特の緊張感が加わり激しい発作を起こしたのです。

問題を解こうと回答用紙に向かっていると、急に意識が遠のく感じがして同時に顔が冷たくなり冷や汗が出てきました。
心臓もバクバク凄い勢いで打っています。
このままでは気絶してしまう、と思って試験官の先生に知らせました。

テストはそのまま中断して、クラスの皆の前で気絶しそうになりながら脇を抱えられて何とかフラフラしながら保健室に運ばれました。

このときも貧血の発作だったかもしれませんが、新潟からの帰り道でバイクの時に感じた動悸や気が遠くなる感じに加えて、冷や汗や脱力感や震え、そして何よりそのまま意識を失って死んでしまうのではないかという恐怖感がありました。

保健室でしばらく休んでその日は何とか自宅に帰りました。
何より皆の前で具合が悪くなったという恥ずかしさが大きかったです。
さらにまたあのような状況になったら嫌だな怖いな、という不安もありました。

そしてこの日を境にして日常生活の様々な場面でパニック発作を起こすようになってしまったのです。

>>パニック障害の整体

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